冠婚葬祭など


 大円寺では、冠婚葬祭などの儀式・諸祈願を執り行っております。

諸儀式・諸祈願等の願い届けを当寺院に提出してください。

 初参り・七五三祝・成人式・結婚式・地形式・起工式・上棟式・葬儀・法事・ 

   塔婆供養・諸祈願(当病平癒祈念・安産祈念・命名祈念・厄払い祈念・進学就職祈

   念等)


初参り

 本宗では、生まれた子をはじめて日蓮正宗寺院に参詣させることを「初参り」(はつまいり)と称しています。

子供の初参りは、世間では生後三十日前後、あるいは百日前後と、地域の風習によってさまざまですが、本宗では特に何日目という定めはありません。乳児の生育の様子などにとって決め、所属寺院にはできるかぎり家族揃って参詣することが望ましいでしょう。ここでは御授戒をいただき、子供の健やかな成長と法統相続を御本尊に祈念します。


七五三祝

 子供の成長を節目とする、三歳の男女児、五歳の男児、七歳の女児を対象に、毎年十一月十五日に七五三祝いが行われます。

 本宗では、一応世間の風俗にならって、七五三祝いの日に寺院でその祝儀を行います。

 これは悪鬼の宿る神社に詣でるのを防ぎ、正法の寺院に参詣せしめると言う目的から行われています。


成人式

 毎年、「成人の日」に合わせ、満二十歳を迎えた青年男女を対象として、本宗寺院においても成人式が執り行われます。

 成人とは、一般的には「成年に達した人」との意で、大人としての自覚と責任のうえから、社会人としての良識ある振る舞い求められる年齢に達した人をいいます。

 本宗信徒は成人式において、無事、成人を迎えたことを御本尊に報恩感謝申し上げるとともに、両親をはじめとする自らを育んでくれた人々の恩を自覚し、生涯、不退転の信心をもって広布の人材として精進して行くことを誓うことが肝要です。


結婚式

 結婚式は、寺院の御宝前において執行することを基本とします。ここでは、読経・唱題の後、三々九度の盃を交わし、末永い夫婦の契りを結ぶことを御本尊にお誓いします。

 これは、正法を受持した夫婦が、その信心を基盤として健全な家庭を築き、御本仏大聖人の広大な大慈悲に報いるため、正法興隆を期して精進し、また合せて家運の興隆、子孫の繁栄を祈り、法統相続を願うという意義が込められています。



地形式・起工式

 地形式(じぎょうしき)は、新たに土地を購入したときなど、その土地を清めるために行う儀式をいい、一般には地鎮祭ともいいます。また起工式は、建物を新築するときなど、工事をはじめるにあたって執り行う儀式をいいます。

 これらの儀式は、御本尊の大功力と、正法を持つ(たもつ)僧俗の信心をもって、謗法によって穢れた非情の敷地を清め、工事の無事竣工を祈る儀式なのです。


上棟式

 上棟式は、一般に「棟上げ」とも「建前」ともいわれ、地形式・起工式の後、家屋の基礎となる骨組み、結構が整い、棟木を上げたときに行われる祝儀です。ここでは、御本尊を奉掲して仏祖三宝に御報恩申し上げ、工事の無事竣工と家屋の安全を御祈念します。


葬儀

 葬儀は、故人の即身成仏を御本尊に願って行う大事な儀式です。

この葬儀に奉掲する御本尊は、故人を寂光浄土へ引導し即身成仏せしめることから、「導師御本尊」「導師曼荼羅(どうしまんだら)」と称されます。曼荼羅の功徳について大聖人は、

「此の曼荼羅は文字は五字七字にて候らえへども三世諸仏の御師、一切の女人の成仏の印文なり。冥途にはともしびとなり、死出の山にては良馬となり、天には日月の如し、地には須弥山(しゅみせん)の如し。生死海の舟なり。成仏得道の導師なり」(妙法曼荼羅供養事 御書六八九)と仰せられています。

 葬儀に際しては、所属寺院より故人に対して戒名が下付され、僧侶の導師のもとに読経・唱題・回向がおこなわれます。大聖人は、

「今日蓮等の類い聖霊を訪ふ(とぶらう)時、法華経を読誦し、南無妙法蓮華経と唱え奉る時、題目の光無限に至って則身成仏せしむ」(御義口伝 一七二四)

と仰せられているように、この葬儀によって故人は大御本尊の功徳に浴し、成仏を遂げることができるのです。喪主や遺族は、導師の読経に唱和し、故人の則身成仏を心から祈念していくことが大事です。


法事

 法事は、故人の忌日(きじつ)や年忌等の際に、寺院に願い出て営む法要です。これには、初七日忌から七七日忌(四十九日忌)百箇日忌、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌等があります。

 ここでは、故人の菩提を期して、僧侶の導師のもとに読経・唱題し、塔婆建立の功徳をもって、追善供養を行います。この法事を修することにより、故人はその節目節目に御本尊の功徳に浴し、遺族もまた功徳善根を大きく積むことができるのです。


塔婆供養

 先祖や故人の命日・年忌、春秋の彼岸や盂蘭盆(うらぼん)などには、追善供養のため塔婆(とうば)を建立(こんりゅう)します。

 塔婆とは、もともと古代インド語で「卒塔場(そとば=スツーバ)」といい、「塚」「廟(びょう)」「方墳(ほうふん)」などを意味し、特に仏教においては、仏舎利や経巻などを安置した供養の塔をいいます。この塔は、仏に対する報恩と信仰を象徴したもので、その形も五重塔などの塔堂から五輪に石塔婆・角塔婆・板塔婆なでの種々の供養塔として表されています。

 その塔婆に戒名を記すことにより、故人の生命が仏とともにあることを示すのです。

 本宗における塔婆供養は、五輪が刻まれた板に題目と故人の名を認め(したため)、御本尊のもとで読経・唱題し回向すると感応妙(かんのうみょう)の原理により、その塔婆は仏界を現じ、真の追善供養がなされるのです。


諸祈念願い

 「祈念」とは、一般に祈祷(きとう)・祈願・祈請(きしょう)などといわれ、神仏に対し心願を込めて自他の災いを払い、幸福と利益を祈り求めることをいいます。

 本宗信徒は、当病平癒(とうびょうへいゆ)や安産祈願などの諸祈願を願うことができます。寺院へは、本人が参詣して導師の僧侶とともに読経・唱題・祈念することが肝要です。

 日蓮大聖人は、

「祈りも又是(か)くの如し。よき師よき檀那(だんな)よき法と、此の三つ寄り合いて祈りを成就し、国土の大難を払うべき者なり」

(法華初心成仏抄 御書一三一四)

と仰せられ、よき師(僧侶)、よき檀那(信徒)、よき法(南無妙法蓮華経)の三事が相応して、諸願も成就すると説かれています。

 また、祈りの姿勢について、

「あひかまへて御信心を出だし此の御本尊に祈念せしめ給え。何事か成就せざるべき」(経王殿御返事 御所六八五)

と示され、祈念の成就には強盛な信心をもって唱題することの大事を教えられています。

 なお、寺院への諸祈念願いとして、当病平癒祈念・安産祈念・命名祈念・厄払い祈念・進学就職祈念など、その願旨も多種多様ですが、要は正法を信ずる者は、南無妙法蓮華経の御本尊の御威光倍増と、御本仏大聖人の御加護を祈り、その御利益によって、必ず一切の諸願も成就するとの確信に立つべきです。